2016年 06月 13日
大台ヶ原 雲海と朝焼け |
車中泊をした。携帯のアラームは3時15分にセットした。
Harima氏と妻氏は、実にテキパキと準備をおこなった。3時半ごろ、駐車場を出発した。あたりは真っ暗である。ヘッドライトの明かりを頼りに、森のなかを歩く。しんと静まり返っている。
20分ほど歩いた頃だったか、木立のなかに気配を感じたHarima氏は、ライトをそちらに向けた。光る点が二つ。
「鹿だ!」
鹿はしばらく睨みあったあと、逃げ去っていった。一頭が逃げると、後を追うように二頭、三頭と走っていった。
熊も出ると看板に書いてあった。少し警戒しながら、頂上を目指す。大台ヶ原の駐車場から頂上の日出ヶ岳までは、高低差の少ないよく整備された登山道と、最後に少しばかりの急登(というほどのものでもないか…)が待っているという、比較的かんたんなコースとなっている。コースタイムは約40分。暗闇のなかを歩くことを考慮しても、一時間もかからない。
この日、日の出は4時43分の予定であった。日の出の前後15分が、美しく色の移り変わる時間であるから、4時半までに頂上に着きたかった。そしておそらく、それぐらいの時間に頂上に着くことができたように思う。
「思う」と、ぼんやりとした表現を使ったのは、時計を確認する余裕がなかったからだ。というのも、頂上に着いたときにはこんな景色が眼前に広がっており、時間を確認するどころではなかったのだ。
なんと見事な雲海!そして朝焼けのグラデーションがなんとも神秘的だった。
そしてそのまま、日の出のときを待った。
雲海が真っ赤に燃えていた。
(つづく)
Harima氏と妻氏は、実にテキパキと準備をおこなった。3時半ごろ、駐車場を出発した。あたりは真っ暗である。ヘッドライトの明かりを頼りに、森のなかを歩く。しんと静まり返っている。
20分ほど歩いた頃だったか、木立のなかに気配を感じたHarima氏は、ライトをそちらに向けた。光る点が二つ。
「鹿だ!」
鹿はしばらく睨みあったあと、逃げ去っていった。一頭が逃げると、後を追うように二頭、三頭と走っていった。
熊も出ると看板に書いてあった。少し警戒しながら、頂上を目指す。大台ヶ原の駐車場から頂上の日出ヶ岳までは、高低差の少ないよく整備された登山道と、最後に少しばかりの急登(というほどのものでもないか…)が待っているという、比較的かんたんなコースとなっている。コースタイムは約40分。暗闇のなかを歩くことを考慮しても、一時間もかからない。
この日、日の出は4時43分の予定であった。日の出の前後15分が、美しく色の移り変わる時間であるから、4時半までに頂上に着きたかった。そしておそらく、それぐらいの時間に頂上に着くことができたように思う。
「思う」と、ぼんやりとした表現を使ったのは、時計を確認する余裕がなかったからだ。というのも、頂上に着いたときにはこんな景色が眼前に広がっており、時間を確認するどころではなかったのだ。
なんと見事な雲海!そして朝焼けのグラデーションがなんとも神秘的だった。
そしてそのまま、日の出のときを待った。
雲海が真っ赤に燃えていた。
(つづく)
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by Harimabirder
| 2016-06-13 22:36
| 風景(山)