2015年 01月 31日
梅にホオジロ |
「梅かぁ。なるほど、梅かぁ…」
Harima氏は何やら企んでいた。
「先生!お願いします!先生~!」
Harima氏は追い詰められた悪代官のように叫んだ。
襖が開き、先生がやってくる。
「ささ、先生。こちらへどうぞ。」
Harima氏はサッと座布団を出した。
「うむ。」
Google先生はどっかと座布団に座った。Harima氏はその隣にちょこんと小さくなっている。Google先生はHarima氏の用意しておいた山吹色のお饅頭をモグモグ喰っている。これは隠語でもなんでもなくて、ただの山吹色のお饅頭である。
Google先生は世界的に有名なお人である。
様々な人間に呼び出されては、色々な質問に答えてくれる有難いお人である。
だが、日本においては不遇な扱いを受けるお人でもある。
日本には、Yahoo先生と呼ばれる有名な先生がいる。
とある調査によると、日本人によるGoogle先生への質問のうち、もっともその件数の多かった質問は「Yahoo」なる単語であったそうだ。
つまり、「Google先生!」と呼び出しておきながら「その辺でYahoo先生を見ませんでしたか?」と聞く愚かな日本人が後を立たないのである。まったく失礼な話である!私はそのようなことはしない。
「Google先生、近場で梅の花を楽しめるところをご存知ないですか?」
Google先生は、バサリと地図を広げると、「綾部山梅林」を指差した。お饅頭のかけらが沢山こぼれていてよく見えない。Google先生はハッとした表情をすると、素早い動作でかけらを拾い口のなかに放り込んだ。Harima氏は何も見ていないふりをする。Harima氏は気の利く男である。
「綾部山梅林ですか。ではそれについて教えて下さい。」
Google先生は新たに手を伸ばしていたお饅頭を一旦箱に戻すと、綾部山梅林についての情報を次々提示した。それらによると、綾部山梅林にはまだ入ることができないらしい。しかし、その隣にある「世界の梅公園」には立ち入ることができるようだ。
「それではGoogle先生、"世界の梅公園"と"野鳥"について教えて下さい。」
すると、Google先生は世界の梅公園で撮られた野鳥の写真を懐から取り出して畳の上に並べて見せた。私は体を乗り出してそれらの写真を眺める。Google先生は再びお饅頭に手を伸ばす。
Harima氏は、このようにGoogle先生と密談することで撮影する場所を決めている。
*
と、いうわけで世界の梅公園なるところに行って来た。
見頃はまだまだ先であるが、見頃になると人が多過ぎて野鳥どころではないらしいので、今行くのだ。
まずは梅の花に逆光で光が当たりつつ、背景が木立などで暗くなっているスポットを探す。これやってみたかったんです!!!
蝋梅。
実は駐車場についてすぐにジョウビタキ♀を見たが、それはまた今度の機会に紹介したいと思う。
ホオジロが囀ずっていた。鳴き声のする方に行くと…
此奴め、かわゆいのう。
Harima氏は何やら企んでいた。
「先生!お願いします!先生~!」
Harima氏は追い詰められた悪代官のように叫んだ。
襖が開き、先生がやってくる。
「ささ、先生。こちらへどうぞ。」
Harima氏はサッと座布団を出した。
「うむ。」
Google先生はどっかと座布団に座った。Harima氏はその隣にちょこんと小さくなっている。Google先生はHarima氏の用意しておいた山吹色のお饅頭をモグモグ喰っている。これは隠語でもなんでもなくて、ただの山吹色のお饅頭である。
Google先生は世界的に有名なお人である。
様々な人間に呼び出されては、色々な質問に答えてくれる有難いお人である。
だが、日本においては不遇な扱いを受けるお人でもある。
日本には、Yahoo先生と呼ばれる有名な先生がいる。
とある調査によると、日本人によるGoogle先生への質問のうち、もっともその件数の多かった質問は「Yahoo」なる単語であったそうだ。
つまり、「Google先生!」と呼び出しておきながら「その辺でYahoo先生を見ませんでしたか?」と聞く愚かな日本人が後を立たないのである。まったく失礼な話である!私はそのようなことはしない。
「Google先生、近場で梅の花を楽しめるところをご存知ないですか?」
Google先生は、バサリと地図を広げると、「綾部山梅林」を指差した。お饅頭のかけらが沢山こぼれていてよく見えない。Google先生はハッとした表情をすると、素早い動作でかけらを拾い口のなかに放り込んだ。Harima氏は何も見ていないふりをする。Harima氏は気の利く男である。
「綾部山梅林ですか。ではそれについて教えて下さい。」
Google先生は新たに手を伸ばしていたお饅頭を一旦箱に戻すと、綾部山梅林についての情報を次々提示した。それらによると、綾部山梅林にはまだ入ることができないらしい。しかし、その隣にある「世界の梅公園」には立ち入ることができるようだ。
「それではGoogle先生、"世界の梅公園"と"野鳥"について教えて下さい。」
すると、Google先生は世界の梅公園で撮られた野鳥の写真を懐から取り出して畳の上に並べて見せた。私は体を乗り出してそれらの写真を眺める。Google先生は再びお饅頭に手を伸ばす。
Harima氏は、このようにGoogle先生と密談することで撮影する場所を決めている。
*
と、いうわけで世界の梅公園なるところに行って来た。
見頃はまだまだ先であるが、見頃になると人が多過ぎて野鳥どころではないらしいので、今行くのだ。
まずは梅の花に逆光で光が当たりつつ、背景が木立などで暗くなっているスポットを探す。これやってみたかったんです!!!
蝋梅。
実は駐車場についてすぐにジョウビタキ♀を見たが、それはまた今度の機会に紹介したいと思う。
ホオジロが囀ずっていた。鳴き声のする方に行くと…
此奴め、かわゆいのう。
by Harimabirder
| 2015-01-31 21:53
| 野鳥